Origin: 動画で学ぶ操作方法
パラメータを固定してフィット(Peak Fitting with Preset Peak Parameter)
概要 | このチュートリアルでは修正されたパラメータでのピークフィット方法についてご紹介します。 |
OriginサンプルファイルSamples\Spectroscopy\HiddenPeaks.datを使用します。 |
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修正されたパラメータでのピークフィット方法についてご紹介します。
ピークアナライザでは局所最大や二次微分などのピーク検出方法があります。また、ダイアログの解析の設定を保存できるので、似たようなデータセットのフィットを実行するときに便利です。
操作方法
- OriginサンプルファイルSamples\Spectroscopy\HiddenPeaks.datをインポートします。
- B列を選択して、「作図」メニューから「線図」、「折れ線」を選択し、作図します。
- 「解析」メニューの「ピークと基線」から「ピークアナライザ」のダイアログを表示します。ピークアナライザでは局所最大や二次微分などのピーク検出方法があります。また、ダイアログの設定を保存できるので、似たようなデータセットのフィットを実行するときに便利です。
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「目的」ページで「ピークフィット(Pro)」を選択し「進む」ボタンを押します。
「基線モード」のリストから「なし」を選択し「進む」をクリックします。 - 「ピーク検索」のページで、「自動検索」のチェックを外し、「ピーク情報」ボタンを押します。ダイアログで「追加」ボタンを押すと、ピークの数を追加でき、それぞれの中央と高さの値を入力できます。
- ここではピークを7つにして、「中央」を上から2~8を入力し、「高さ」はすべて5を入力します。「OK」ボタンを押すとプレビューグラフにマーカーが付きます。
- 「進む」ボタンを押して、「ピークのフィット」のページを開きます。中央の値を固定するために、「フィット制御」ボタンを押してダイアログを開きます。
- 「パラメータ」タブの「固定」の列で、ピーク番号1のxc_1の「固定」にチェックを付けます。そのまま右クリックして「同じ“固定”を全てのxcに適用する」を選択し、他ピークのxcにも「固定」のチェックが付くようにします。
- 「収束までフィット」ボタンをクリックし、「OK」ボタンでダイアログを閉じ、ピークアナライザのダイアログに戻ります。
- この設定を保存します。ダイアログ右上の右向き三角ボタンを押して、「名前を付けて保存」を選択します。
- 表示されたダイアログでテーマ名“My PA fitting”を入力します。
- 「テーマ設定」内の「フィットオプション」にある、「固定状態と固定値」にチェックを付けます。これでxcの固定値が保存されます。「OK」を押して保存します。
- ピークアナライザのダイアログにテーマ名が表示されます。「完了」ボタンを押して、フィットのレポートを出力します。
- 保存した設定でフィットします。ワークブックに戻り、A、B列を選択し、右クリックして「コピー」を選択します。
- ツールバーの「新規フォルダ」ボタンをクリックして、新しいワークブックにデータを貼り付けます。
- B列を選択して、「解析」メニューから「ピークと基線」、「ピークアナライザ」を選択すると、保存したテーマ“My PA fitting”がリストにあるので、選択します。
- フィットが実行され、レポートが出力されます。レポートシートを参照すると保存したテーマ通り、xcの値が固定されていることがわかります。
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レポートの左上にある、鍵のアイコンをクリックし、「パラメータの変更」を選択すると、ピークアナライザのダイアログが開き、設定を変更できます。
これでこのチュートリアルは終了です。お疲れ様でした。