Origin: 動画で学ぶ操作方法
ワークシートを行列に変換 (Introduction to Matrix )
概要 | Originでカラーマップ曲面図などのような3Dグラフを作図するためには、データを行列ウィンドウに用意する必要があります。このチュートリアルでは、ワークシートのデータから行列ウィンドウのデータに変換する方法を紹介します。 |
サンプルデータ(Waterfall.dat)をダウンロード |
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イントロ
このチュートリアルでは、xとyの値が1列目にあり、列ラベル行の1つがある場合、ワークシートから行列に変換する方法を紹介します。
準備
インポートウィザードを使用してWaterfall.datファイルをインポートします。
スパークラインはオンにしておきます。
スペクトル分析のデータがあるワークシート
カラーマップ曲面図などのような3Dグラフを作成するには、行列ウィンドウにデータが必要です。行列には、X値で線形にマッピングされた番号を持つ列と、Y値で線形にマッピングされた番号を持つ行があります。行列内の各セルの値はZ値を示します。
通常、データはワークブックに最初にインポートされるので、行列形式に変換する必要があります。典型的なスペクトル分析のデータがあるワークシートで操作します。
excitation wavelength(励起波長)はユーザー定義列ラベル行に名前順でならんでいます。 列ラベル行の端をダブルクリックすると、自動的にサイズが調整され、すべての文字を見ることができます。この例では、この行がX値を表しますが、ロングネームやコメントのところにデータがインポートされる場合もあり、同じように使用できます。ヘッダ行ならどこでも利用できます。
emission wavelength(発光波長)、Y値ですが、これは一列目を含みます。ワークシートの他のセルは、各XとYに対するZ値です。
ワークシートのデータから行列ウィンドウのデータに変換する
- ワークシートをアクティブにして、ワークシートメニューから行列に変換の直接を選択します。
データはすでに行列形式に設定されているので、あと必要なのはOrigin行列ウィンドウに直接変換するだけです。他にも3列XYZなどの異なった形式のデータの場合などに使用可能なオプションもあります。
- 変換オプションでは、Xの値はExcitation Wavelength(励起波長)行にあるので、データフォーマットを列方向のXに変更します。
- X値を「ヘッダ行を使用」に指定します。ヘッダ行はパラメータのドロップダウンリストに表示されます。
- 最初の列のY値にチェックボックスにチェックを付けます。
行列の要件は、X値とY値が等間隔ということを覚えておいて下さい。実験データでは通常、いくらかのX、Y値の変動があるので許容値が認められています。 ヘルプボタンをクリックするか、F1キーを押すとこのダイアログの変換オプションについての詳細を参照できます。
- 出力行列を新規に設定します。
- するとOKをクリックした後、新規の行列ウィンドウが作成されます。
- X値とY値を表示したい場合は、表示メニューのX/Yを表示 を選択します。行列の実際のX, Y 座標値が表示されます。
- ワークシートと行列を並べてみます。そうするとワークシートのx値が行列の上のヘッダとマッチしていることがわかります。
- 同じようにYについては、行列の左のヘッダがワークシートの一列目の値にとても近いことがわかります、Originが値を補間したので等間隔になっています。'
もし生データのX値やY 値に多くの偏りがある場合には、ワークシートをまず3つの列XYZに変換する必要があります。その後グリッデイングの方法で行列を作成します。これについては別のムービーで紹介します。
Originの行列をイメージで表示
Originの行列は、データもしくはイメージで表示することができます。
- 表示メニューのイメージモードを選択して、行列表示をイメージに変更します。
- 列よりたくさんの行がある行列の大きさや、イメージ表示は縦横比を維持します。
- 3D図を作成するには、作図メニューの等高線で等高線カラーマッピングを選択して、等高線図を作成します。
- スピードモードについての確認メッセージがでます。
- すべてのポイントを表示するため、グラフ操作メニューからスピードモードをオフにすることがきます。
これでこのチュートリアルは終了です。お疲れ様でした。