Origin: 動画で学ぶ操作方法
Origin の概要 Part2
概要 | グラフ作成とデータ分析のためのソフトウェア『Origin』の概要です。どのようなことができるのかを、短時間で把握できる動画です。(Part2) |
サンプルデータ(Peakdata.dat)をダウンロード | |
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右下のボタンで画面を大きくし、で解像度720の設定にしてご覧いただくことをお勧めします。
<レイヤ2だけで作業をする>
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ここではレイヤ2のみを抽出します。レイヤ2上でクリックして選択し「グラフ操作」メニューから「レイヤ抽出」を選びます。「抽出するレイヤ」を2に変更します。「抽出したレイヤをページ全体にする」にチェックを付けて「OK」ボタンをクリックすると新しいグラフウィンドウが表示されます。
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限定的な範囲で作業を行いたい場合は「領域データセレクタ」を使用します。左側のツールバーにある「領域データセレクタ」ボタンを押して、分析したい範囲をドラッグして選択します。
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範囲の両脇にある縦線はドラッグで動かすことができます。「座標データ表示」ではX座標を見ることができます。Zキーを押しながらマウスのホイールを操作して拡大するとさらに細かく調整できます。調整が済んだらenterキーかescキーを押します。
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解析を行う際、選択された範囲が入力範囲として認識されます。ここでは例として積分を実行してみます。「解析」メニューから「数学」「積分」を選択します。ダイアログが表示されますが変更せず「OK」をクリックします。
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結果ログを見てみると選択された範囲がアウトプットになっているのが確認できます。
<ガジェットを使用する>
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クイックピークガジェットを使用してピークの検索をします。
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「ガジェット」メニューから「クイックピーク」を選択してダイアログを開きます。ダイアログにはいくつかのタブがあり、パラメータを選ぶことができます。
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「基線」タブで「モード」のプルダウンで「なし」を選びます。
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「ピーク検索」タブを開き、「ピークフィット設定」の「方法」を「二次微分(Pro)」に変更します。「OK」を押すと黄色いROIボックスがグラフ上に現れます。
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このボックスの範囲内にあるそれぞれのピークを算出します。ROIボックスをクリックをしてから両端をドラッグして2番目のピークのみを囲むようにします。
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ピークが自動的に検索され、その値も表記されます。「座標データ表示」ウィンドウを閉じます。
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ガジェットの機能はROIボックス右上の三角形ボタンを押すとメニューにアクセスできます。Origin Proの場合メニューの「ピークのフィット(Pro)」を選択するとフィットが実行できます。
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ここでは「Gauss」を選択し、フィットしましょう。レポートテーブルがグラフウィンドウに表示され、フィット曲線がグラフ上に描かれます。
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ROIボックスの右上のバツボタンでボックスを閉じましょう。
グラフウィンドウ左上にある緑の錠マークは何らかの解析が行われ、自動的に更新されたことを示しています。 -
錠マーク上で左クリックして「パラメータの変更」を選択するとフィットのダイアログが開きます。ここで「パラメータ」タブにいき、「隠す」のボタンをクリックして表示されたダイアログでW以外のパラメータにチェックして「OK」を押すとWのパラメータのみを見ることができます。
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パラメータWはほとんど同じ値になっていますが、すべて同じ値にしてフィットするには「共有」にチェックを入れると同じ値を共有してフィットできます。「フィット」ボタンをクリックすると、データが更新されます
更新されたレポートテーブルを見るとWのパラメータが共有され、同じ値であることが確認できます。 -
錠マークをクリックして「結果に行く」を選択すると、結果シートを参照できます。これは元のデータがあったワークブック内に出力されています。ここでもWが同じ値になっているのを確認できます。また、ワークブックの最後のシートはフィット曲線のデータが出力されています。
以上でPart 2は終了です。Part1に戻る