Origin: 動画で学ぶ操作方法
Origin Proの機能
概要 | ムービーでは、グラフ作成・データ分析ソフトOriginの上位版、OriginProの機能について紹介します。 |
サンプルデータ(OriginPro.opj)をダウンロード |
右下のボタンで画面を大きくし、で解像度720の設定にしてご覧いただくことをお勧めします。
イントロ
OriginProには、Originのすべての機能に加えて、ピークフィット、曲面フィット、統計解析、信号処理、画像処理の分析機能があります。これらの機能について、このプロジェクトファイルのプロジェクトエクスプローラに用意していますので、これからこのムービーで紹介します。もし、既にOriginを持っていて、OriginProの機能が必要でとなりましたら、いつでもOriginProにアップグレードすることができます。
ピークフィット
Peak
Fittingフォルダを開いてみましょう。ここにでピークアナライザを使ってフィットを行った結果があります。OriginProのピークアナライザには、ピークを自動検出し、フィットを行う機能が追加されています。
ピークアナライザテーマを使えば、OriginProでピーク分析のバッチ処理を行うことができます。スパークラインを見ると、選択したY列のデータには複数ピークが含まれていることが分かります。各列は、ロングネームの番号で識別でき、ピークの中心が見つかりました。データセット1には18個のピークがあります。
ノンパラメトリック検定
ノンパラメトリック検定は、統計機能の1つで、OriginProでのみ利用することができます。ここに2つのグループデータがあります。グループ間の平均が同じであるかどうかを調べるため、コルモゴロフ・スミルノフ検定が使われます。
分散分析と生存分析
Originには、一元配置および二元配置の分散分析の機能があります。OriginProは、それに加え、この両方の繰り返しのある分散分析を行うことができます。繰り返しのある一元配置の分散分析の結果を見てみましょう。レポートには比較表があります。
生存分析は、治療中の死亡といったあるイベントの時間を調査するものです。生存率は、標本生存時間から生存関数で求められます。
曲面フィット
OriginProは、フィットに関してOrigin以上のことができることを見てみましょう。Xエラーバーの値は、線形回帰を実行するとき、Xの重み付けとして使うことができます。
曲面フィットは、行列またはワークシートの3Dデータに対して実行することができます。レポートシートでフィット曲線を見ましょう。これをダブルクリックすると、別ウィンドウで開くことができます。カラーマップの等高線が元のデータを表し、等高線がフィット曲面を表します。
Fittingフォルダにある、最後のサブフォルダには、同じデータを2つの異なる関数でフィットしています。OriginProにはフィット比較ツールを使って、どのモデルがより良いフィットを行うのかを比較できます。ワークブックの最後のシートは、Model1,
Gaussが最も正確な分析結果となっています。
信号処理
Origin通常版にある信号処理の機能に加え、OriginProには、5つの追加の機能があります。
- 2D FFTは、2Dの信号の周波数と振幅を分析します。
- 2Dウェーブレットは、2Dの信号を水平、垂直、対角方向の近似係数と詳細係数に分けます。(タブをクリック)
- 信号の上側、下側の包絡線を描くことができます。
- このROIツールで信号の立ち上がり、下降の時間を指定し、上昇と下降の時間を計算します。
- 短時間FFTを実行して、時間によって信号の変化がどのように変わるのかを分析します。
OriginProが提供している別の機能のいくつかを見てみましょう。
(Mathematicsフォルダにある3D
Interpolationフォルダをアクティブにする)
Graph5は3D散布図で、シンボルの大きさが列Fで指定されています。ワークブックの2番目のシートは、最初のワークシートにあるデータを3D補間した結果です。Graph4はその結果をプロットしたものです。各次元でデータポイントの数が同じになっています。
Originは、曲面の表面積を計算することができます。行列またはグラフから、解析:数学:表面積(行列データ)を選びます。面積は結果ログに出力されます。
OriginProは、データ量を削減して、出力Xの値を等間隔にする機能があります。元のデータを一番上のレイヤにプロットし、一番下のレイヤに削減したデータをプロットします。このツールはFFTと削減したデータを含むプレビューを提供します。FFTプレビューを使って、元データと削減したデータを比較して、周波数成分を調べることができます。
画像処理
OriginProには画像処理機能も充実しています。
OriginProのエッジ検出ツールを使って、画像内のオブジェクトのエッジを検出することができます。
2つの画像の数学操作を実行できます。下側の画像は、Mbook7からMBook11を引き算した結果です。
また、表示メニューのデータモードを選択すると、画像を数値データで見ることができます。各ピクセルは、赤、緑、青の三原色の値で構成されています。下側の3つの画像のようにカラー画像をRGBの各チャネルに分けることができます。これらを別々に処理したあと、統合して新しいカラー画像にすることができます。
OriginProの体験版をダウンロードできますので、是非お試し下さい。