3Dグラフを作成

ワークシートに用意されたXYZデータから様々な3Dグラフを作成する操作をご紹介しています。動画では、3D散布図、ワイヤーフレーム、カラーマップ曲面図、投影図付きカラーマップ曲面図を作成していきます。作図操作のほかに、回転操作や作図済みの3Dグラフへのプロット追加、透過の設定、滑らかな曲面を描画するためのスムージングやXYZグリッディングの機能を使用する操作もご案内しています。
※字幕付き動画(音声なし)

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操作方法

    3Dグラフ作成のための準備(列の属性を設定)

  1. サンプルデータのワークシートには左からX、Y、Zの順にデータが入力されています。3番目の列をZデータとして列の属性を設定します。
  2. C列をクリックして表示されるミニツールバーの「Zとして設定」ボタンをクリックして設定します。
  3. 3D散布図を作成

  4. 属性を設定したC列を選択し、「作図」メニューの「3D」カテゴリから様々な3Dグラフを作成できます。まずは、「3D散布図」を選択して作図してみます。
  5. 3DグラフはRキーを押しながら、マウスでつかみ、回転することで様々な方向からプロットを確認できます。
  6. ウィンドウ下にある「3D回転操作」ツールバーを使って回転したり傾ける操作も可能です。
  7. 3Dワイヤーフレームを作成し、散布図を追加

  8. 再度ワークシートのC列を選択し、次は「作図:3D」から「ワイヤーフレーム」を作図します。
  9. この3Dワイヤーフレームに散布図のプロットを追加してみます。グラフウィンドウ左上の「1」のアイコンを右クリックし、「レイヤの内容」を選択します。
  10. 左パネルでZのデータを選択し、中間にあるAボタンの隣の矢印ボタンをクリックして「3D-散布図/トラジェクトリ/ベクトル」を選択します。
  11. 右向き矢印のボタンをクリックして右パネルのプロットリストに追加し「適用」をクリックして追加し「OK」をクリックします。
  12. 追加した散布図ではデフォルトでドロップラインも表示されますが、これを非表示にしていきます。
  13. プロット上でダブルクリックして開くダイアログの左パネルで「オリジナル」を選択します。
  14. 「ドロップライン」タブを開き、「Z軸に平行」のチェックを外して「適用」ボタンをクリックすると非表示になります。「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
  15. 散布図と同様にRキーを押しながらマウスでつかんで回転操作が可能です。
  16. 3Dカラーマップ曲面図を作成し、スムージングを設定

  17. ワークシートをアクティブにしてC列を選択したまま次は「作図:3D:3Dカラーマップ曲面」を選択します。
  18. 他の3Dグラフと同様にRキーを押しながらマウスでつかんで回転操作が可能です。
  19. 編集するときは曲面上でダブルクリックして開くダイアログを使用します。ここでは、「面」タブの「透明度」を「60」に設定して曲面を透過表示します。
  20. 「メッシュ」タブで「有効にする」のチェックを外します。メッシュが非表示になりました。
  21. 曲面を滑らかにする場合には「等高線設定」タブで「スムージング」にチェックを付けて適用します。TPS(Thin Plate Spline)という手法により、曲面を滑らかに表示されます。
  22. 投影図付き3Dカラーマップ曲面図を作成

  23. ワークシートをアクティブにしてC列を選択したまま「作図:3D:投影図付きの3Dカラーマップ曲面」を選択します。
  24. 3Dグラフの上部に曲面図を投影したグラフが作成されます。投影図の表示を3Dグラフの下側に変更します。
  25. 投影図上でダブルクリックして開くダイアログで「面」タブの「Z方向に移動」に「0」を入力します。「適用」ボタンをクリックすると、投影図が下部に表示されます。
  26. 曲面図同様、投影図も「透明度」の設定で透過表示にすることもできます。
  27. XYZグリッディングで行列を作成し滑らかな曲面図を作成

  28. TPS(Thin Plate Spline)以外の手法で滑らかな曲面図を作図することもできます。
  29. ワークシートをアクティブにしてC列を選択したまま「ワークシート:行列に変換:XYZグリッディング」を選びます。
  30. ダイアログが開いたらまず、「グリッディング設定」でどのようにグリッディングを実行するか指定します。
  31. ランダムデータの場合はデータポイントの数などに応じて、様々なアルゴリズムが利用できます。ここでは、Kriging相関を選択します。各手法の詳細は、F1キーを押して開くOriginヘルプを参照してください。
  32. 「列」「行」の「自動」のチェックを外し、ともに20を入力します。
  33. ダイアログ右の「結果のプレビュー」タブでグリッディング結果のプレビューをみることができます。
  34. プレビューで表示するプロットタイプは「プロットタイプのプレビュー」で変更できます。
  35. 「OK」ボタンをクリックすると、行列ウィンドウに変換されたデータが出力されます。ヘッダ部分に実際のX値とY値を表示したい場合は、「表示」メニューの「X/Yを表示」を選択します。
  36. 「作図:3D」を選択すると、行列データから作図可能なグラフ形式が表示されます。「投影図付きの3Dカラーマップ曲面」を選択し、作図します。
  37. XYZデータから直接作図したものと並べて比較すると曲面が滑らかになっていることが確認できます。
  38. 行列から作図した曲面図もダブルクリックして開くダイアログで透過の設定や投影図の位置を設定できます。
  39. 軸スケールを統一するために、グラフの何もない所で右クリックし「フォーマットのコピー:スケール」を選びます。
  40. Graph4の何もない所で右クリックし、「フォーマットの貼り付け」を選択して設定を統一します。

参考ページ

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