MAXDictioの機能

MAXDictioモジュールは、ビジュアルテキスト探索、内容分析、辞書ベースの分析などを行える、量的内容分析に役立つツールです。

ワンポイントアドバイス

単語の頻度リストを日本語で使用する際には、「言語オプション」を「テキストの言語は日本語です」に設定します。

関連ページMAXDictioの設定



  • 各機能には、MAXDictioタブからアクセスできます
    MAXDictio
  • 辞書を作成すると、分析を効率的に進めることができます

    関連ページ辞書

除外語リスト・Go Lists

  • 除外語リストは、MAXDictioの分析から除外する単語のリストを作成します
  • Go Listsは、MAXDictioで分析する単語のリストを作成します

除外語リスト・Go Listsの作成

除外語リストまたはGo Listsをクリックしてウィンドウを開きます。左欄からリストを選択して、右欄の「新規のエントリー」に登録する単語を入力します。

除外語リスト・Go Lists
  • icon新規のリスト: 新規のリストを作成します
  • icon新規: 選択されているリストに新規の項目を追加します
  • icon削除する: 選択した項目をリストから削除します

ワンポイントアドバイス

開発元のページで、英語とドイツ語の除外語リスト(前置詞や接続詞のリスト)が公開されています。下記のオンラインマニュアルからダウンロードできます。

オンラインマニュアルStop Lists


プロジェクトのリストと包括リスト

プロジェクトのリストはプロジェクトファイルに保存さるため、他のPCでプロジェクトファイルを開いた場合にも表示されます。

包括リストは、プロジェクトファイルではなくMAXQDAに保存されます。
包括リストに保存したリストは、同じPCで別のプロジェクトファイルを開いた場合にも表示されます。プロジェクトファイルを別のPCに移行して開いた場合は、表示されません。

包括リストを作成するには、プロジェクトのリストを右クリックし「包括リストとして保存する」を選択します。

包括リストの保存場所

包括リストは下記のフォルダに.txt(UTF-8)形式で保存されています。
これらのファイルを外部のプログラムで編集することも可能です

Windows
Documents / MAXQDA2018 / Dictio / Stoplist(またはGolist)
MacOS
Documents / MAXQDA / MAXQDA2018 / Dictio / Stoplist(またはGolist)
ポータブル
USBフラッシュドライブ / MAXQDA 2018 Files / Dictio / Stoplist(またはGolist)

単語の頻度

  • 単語の頻度は、文書中にどのような単語がどれだけ出現しているかを計数します
  • 検索する単語を、包含リスト(Go Lists)や辞書に含まれる単語に限定することができます
単語の頻度

操作手順

  1. 「単語の頻度」から「単語の頻度」「包含リスト(Go Lists)の単語のみ」「辞書登録の単語のみ」のいずれかを選択します。「単語の頻度」を選択すると、すべての単語が計数されます。
    単語の頻度
  2. 単語を検索する範囲と分析単位を選択し、「OK」をクリックします。
    単語の頻度
  3. 単語の頻度が表形式で表示されます。一行目の見出しをクリックして、昇順または降順に並び替えることができます。
    単語の頻度

ワンポイントアドバイス

  • ランクは、最も頻度の高い単語に1、2番目に頻度の高い単語に2…と順位付けします。頻度が同じ単語は同順位となります。例えば、単語A(10回出現)、単語B(5回出現)、単語C(5回出現)、単語D(3回出現)の場合、ランク(順位)は単語A が1、単語B とCが2となり、単語D は4となります。
  • 文書は、分析対象とした文書の内、いくつのまたは何%の文書に単語が出現したかを表示します。

ツールバー

上部のツールバーで様々な操作が可能です。


検索結果のリスト

行を選択してicon検索結果のリストアイコンをクリックするか、行をダブルクリックすると、検索結果のリストが開きます。

関連ページ検索結果のリスト

文脈つきキーワード

  • 文脈つきキーワードは、検索する単語(キーワード)の前後にどのような単語が連なっているかを調べます
  • 前後いくつの単語を検索するかを指定することができます
文脈つきキーワード

操作手順

  1. 「文脈つきキーワード」をクリックします。
  2. 検索する単語、検索を行う範囲、検索オプションを設定します。
    辞書や包含リストを使用しない場合は、「これらの検索項目」を選択し、「新規のエントリー」をクリックして検索する単語を入力します。
    文脈つきキーワード
  3. 「OK」をクリックすると、検索結果が表示されます。一行目の見出しをクリックすると、昇順または降順に並び替えることができます。
    文脈つきキーワード
    各行をクリックすると、文書ブラウザに該当セグメントが表示されます。
    また、icon検索結果を自動コーディングする/検索結果を新規のコードで自動コーディングするから自動コーディングもできます。

単語の組合わせ

  • 単語の組合わせは、複数の連続する単語をひとつのまとまりとし、それが文書中にいくつ出現するかを計数します
  • いくつの単語をひとまとまりとして扱うかを自由に設定できます
単語の組合わせ

操作手順

  1. 「単語の組合わせ」をクリックします
  2. 連なる単語の数と検索する文書の範囲、検索単位、検索オプションを指定して「OK」をクリックします。
    単語の組合わせ
  3. 単語の組み合わせの出現頻度が表形式で表示されます。一行目の見出しをクリックして、昇順または降順に並び替えることができます。
    単語の組合わせ

ツールバー

上部のツールバーで様々な操作が可能です。

  • icon検索する: 指定した単語を検索します
  • icon辞書へ追加: 選択した単語を辞書の検索項目として辞書のカテゴリに登録します

    関連ページ単語の頻度リストから登録

  • icon除外語リストへ追加: 選択した単語を除外語リストに登録します

    関連ページ除外語リスト

  • icon検索結果のリスト: 検索結果のリストを表示します
  • iconワードクラウド:リストに表示されている連語を使って、Wordクラウドを作成します

検索結果のリスト

行を選択してicon検索結果のリストアイコンをクリックするか、行をダブルクリックすると、検索結果のリストが開きます。

関連ページ検索結果のリスト

対話型単語ツリー

  • 対話型単語ツリーでは、単語と単語のつながりを樹形図で視覚的に探索することができます
  • 指定した単語を樹形図の始点・中央・終点に設定したり、出現頻度を確認したりできます
  • 元の文章を文書ブラウザで容易に確認できます
対話型単語ツリー

操作手順

  1. 「対話型単語ツリー」をクリックします。
  2. 文書ブラウザから文書をドラッグ&ドロップするか、文書をアクティブ化し「すべてのアクティブ化された文書」をクリックして、分析する文書を指定します。
    対話型単語ツリー
    リストの項目にマウスを重ね、iconをクリックすると分析リストから削除されます。
  3. 「OK」をクリックすると、対話型単語ツリーが表示されます。ツールバーの入力欄に調べたい単語(例では「健康」)を入力し、入力後にEnterキーを押します
    対話型単語ツリー

ツールバー

上部のツールバーで様々な操作が可能です。

  • icon始点/中央/終点: 単語を対話型単語ツリーの始点/中央/終点に設定します
  • icon変更の取り消し: 直前の操作を取り消します
  • iconリフレッシュ: 分析する文書を選択する画面に戻ります
  • iconクリップボードにイメージをコピーする: 図をクリップボードに保存し、WordやPowerPointやペイントなどの別ソフトで張り付けできる状態にします

対話型単語ツリーの探索

  • 単語にマウスを重ねると、単語の頻度が表示されます。
    対話型単語ツリー
  • 別の単語(例では「状態」)をクリックすると、連語として検索します。
    対話型単語ツリー
  • 別の単語(例では「状態」)をAltキーを押しながらクリックすると、その単語を中心とした単語ツリーになります。
    対話型単語ツリー
    また、右の欄で単語をクリックして検索項目を設定することもできます。
    対話型単語ツリー

文書ブラウザで表示する

検索した単語が含まれている文章は、右の欄にハイライト表示されます。ハイライト部分にマウスを重ねると、文書名を確認することができます。検索された文章が多い場合は、スクロールバーをスクロールして確認することができます。
対話型単語ツリー

ハイライト表示された文章の上でマウスを右クリックし「文書ブラウザでみる」を選択すると、文書ブラウザに該当部分が表示されます。
対話型単語ツリー

単語マトリックスブラウザ

  • 単語マトリックスブラウザは、各文書・文書グループ・文書セットに各単語がどのくらいの頻度で出現するのかを図示します
  • 辞書登録の単語を計数することもできます
単語マトリックスブラウザ

作成手順

    「単語マトリックスブラウザ」をクリックします。
    検索する単語とオプションを設定します。
    辞書や包含リストを使用しない場合は、「これらの検索項目」を選択し、下欄に検索単語を入力します。

単語マトリックスブラウザ

辞書を使った分析

「辞書の項目を検索する」を指定すると、辞書に登録した各単語を計数します。カテゴリごとに集計することもできます。

単語マトリックスブラウザ 単語マトリックスブラウザ

関連ページカテゴリーマトリックス・ブラウザ


オプション

  • icon交点を頻度で表示する: 数値表示に切り替わります
  • iconヒットを文書毎に1回だけ数える: 1つの文書につきコードが1回だけ計数されます
  • icon二進法の表示: コードがある場合は「1」、ない場合は「0」を表示します
  • icon合計: 合計を表示します
  • iconリフレッシュ: 設定ウィンドウに戻ります
  • iconインタラクティブな引用マトリックス: インタラクティブな引用マトリックスが自動作成されます

検索結果のリスト

各プロットをクリックすると、検索結果のリストを確認できます。

単語マトリックスブラウザ

関連ページ検索結果のリスト

検索結果のリスト

  • 分析結果の詳細を検索結果のリストで確認することができます
  • 検索した単語の含まれるセグメントを一覧表示します
  • リストの開き方は、各機能の解説をご覧ください
検索結果のリスト

各行をクリックすると、文書ブラウザウィンドウに該当部分が表示されます。
iconに設定した項目は、自動コーディングやエクスポートの対象から除外されます。
検索結果のリスト


検索結果のリストのツールバー

上部のツールバーで様々な操作が可能です。

  • icon文書ごとにヒット数を文書変数として保存する:検索された検索項目の数を文書変数として保存します
  • icon検索のヒットを含む文書をアクティブ化する:検索項目が含まれる文書をアクティブ化します。文書グループの作成に便利です。
  • icon検索結果を自動コーディングする/検索結果を新規のコードで自動コーディングする:検索結果をコーディングします
  • iconヒットを無視:行を選択しこのアイコンをクリックして停止状態にすると、その行は自動コーディングとエクスポートの対象から除外されます
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