MAXQDA Stats
複数回答式アンケート

MAXQDA Statsでは、複数の選択肢から該当する項目を複数選択するアンケートを集計できます。

Statsモジュールは、MAXQDA AnalyticsProでご利用いただける機能です。


複数の選択肢から該当するものを全て選択する形式のアンケート調査と、各人に対するインタビューを行いました。MAXQDAでアンケートの回答結果をまとめてみましょう。

Q. 自由時間の過ごし方について、下記から該当するものを選択してください(複数選択可)。
[運動する・習い事や勉強をする・家でできる趣味が多い・外出することが好き・友人とよく会う]

※インタビューデータは、回答者ごとに文書を分け、文書名=回答者名としてインポートします。

下記のようなグラフを作成することができます。


データの入力

  • アンケートの回答結果を、文書変数としてMAXQDAに入力します
  • ここでは、MAXQDAに直接入力する方法をご紹介します。Excelファイルからのデータインポートも可能です

文書変数のページも併せてご参考ください。


操作手順

  1. 変数タブを開き、「文書変数の一覧表」に新規変数を作成します。選択肢1つに対して、1つの変数を作成します。変数タイプは「ブール検索(正/誤)」とします。
    複数選択回答データ
    この例では選択肢が5つあるため、変数を5つ作成しています(変数名「余暇:運動」「余暇:習い事」など)。
  2. 「文書変数のデータ編集」を開きます。各回答者が選択した選択肢(文書変数)にチェックを入れます。
    複数選択回答データ
    例えば、ジョージは「運動する」「外出する」「友人と会う」を選択しています。

Statsの設定

  • 統計解析モジュールMAXQDA Statsを起動して、複数選択回答を扱うための設定をします

操作手順

  1. StatsタブからStatsを開始します。
    複数選択回答データ
  2. メニューから「記述統計>マトリックス形式の回答セットを定義する」を選択します。
    複数選択回答データ
  3. ダイアログが開きます。icon アイコンをクリックして、新規セットを作成します。
    複数選択回答データ
  4. 「複数回答セット」欄に、アンケートの質問(余暇に何をしていますか?)を入力します。
  5. 「変数/コード」欄に、質問に対する回答の変数をすべてドラッグ&ドロップします。
    複数選択回答データ
  6. 「OK」をクリックします。

頻度を調べる

  • それぞれの選択肢が選択された回数を比較することができます。

操作手順

  1. メニューから「記述統計>頻度」を選択します。
    複数選択回答データ
  2. ダイアログが開きます。左欄で「複数回答」タブを開きます。
  3. 調べたい質問を選択して、中央の矢印iconアイコンをクリックします。質問が右欄に移動します。
    複数選択回答データ 複数選択回答データ
  4. 「OK」をクリックします。
  5. 頻度の表が表示されます。タイトル行をクリックすると、昇順/降順に並び替えることができます。
    複数選択回答データ
  6. グラフにするには、グラフiconアイコンをクリックします。
    複数選択回答データ

クロス表の作成

  • 属性別に回答結果を調べるために、クロス表を作成します

操作手順

ここでは、例として余暇の過ごし方×性別のクロス表を作成します。

  1. メニューから「集団間比較>クロス表」を選択します。
    複数選択回答データ
  2. ダイアログが開きます。「複数回答」タブから質問を選択して、「行」欄の左にある矢印icon アイコンをクリックします。質問が「行」欄に入力されます。
  3. 「変数」タブから変数「性別」を選択して、「列」欄の左にある矢印iconアイコンをクリックします。変数が「列」欄に入力されます。
    複数選択回答データ
  4. 「OK」をクリックします。クロス表が表示されます。
    複数選択回答データ
  5. グラフにするには、グラフiconアイコンをクリックします。
    複数選択回答データ
  6. 色や表記をオプションで調整できます。例えば、iconアイコンで実数表記/割合表記を切り替えることができます。
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