MAXQDAは混合法を得意とします。SPSSのような統計ソフトウェアから質的データの表をインポートし、エクスポートすることができます。コードの数を変数にする、クロス表を作成する、自動または手動でデータに変数を割り当てる、スプレッドシートにデータをエクスポートすることができます。
また、コードの頻度を調べ、視覚化することができます。度数分布表を作成し、指定した文書にコードの組み合わせがどの程度出現するのかを調べ、変数やコード数の頻度を棒グラフや円グラフで表すことができます。分析の結果は、Excel、HTML、RTF、PNG形式で出力できます。
度数分布表とグラフを作成することができます。
統計とグラフ作成のモジュールを使って、サブコードの頻度を表す度数分布表やグラフを作成します。グラフの説明や色は個別に編集が可能で、作成したグラフを論文や発表用の資料に使用できます。
変数とコードの関係を視覚化します。
複数のグループ間でコードの頻度を比較します。オプションとして、行または列のパーセント表示に切り替えができるので、データへの理解がより深まります。
データ全体のコードの類似度もしくは非類似度を簡単に量化します。JaccardやKuckartz & Rädikerなど、複数の式で類似度を計算することができます。
引用マトリックスは、コード化されたデータをカテゴリ別に表示するのに最適です。引用マトリックスはクロスタブと同じ考え方に基づいていて、テーマと量的変数を同時に表示します。
引用マトリックスでは、コードの数ではなく、コード付きセグメントの内容自体が詳細に表示されます。
変数を元に、データを抽出します。
例えば、ニューヨークに住んでいる女性のインタビュー情報から、特定のトピックに関する意見を調査できます。もちろん、ニューヨークに住む女性のグループを作成し、後で他の分析に利用することも可能です。
コードあるいはカテゴリー変数を質的データと組み合わせて表現する時に利用します。さまざまな変数とそれらの割合(平均、標準偏差など)を計算してトポロジーテーブルを作成します。
コードシステムからカテゴリー変数を作成することができます。そして、サブコードを含むコードから、数クリックで新しい変数を作成することができます。
例えば、教育方法のスタイルによって「教育」のコードに複数のサブコードを作成しておくと、簡単な操作でサブコードを変数化できます。そして、アクティブ化の機能を使用して、権威主義的な指導スタイルを持つ教授のインタビューを選別する時などに使用できます。
カテゴリー変数は、コーディングに応じて自動的に更新されます。
結果を並べたディスプレイは、混合研究法で一般的に使用される定性的・定量的データベースからデータや結果を統合し、表にして視覚的に表示する機能です。
MAXQDAでは、5つのタイプの表を使用することができます。例えば、異なる変数グループのコード付きセグメントやサマリーを比較したり、2つの異なる研究結果を比較したりすることができます。