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Surferの新機能(2024年)

2024年にリリースされたSurferの主な新機能をご紹介いたします。
メンテナンスご契約中/1年ライセンスご所有の方は、無料で最新バージョンをダウンロードいただけます。

2024年9月 最新バージョンSurfer28がリリースされました!

Surfer28の新機能

マップサーバから地図をインポート

XYZタイル画像のダウンロード (世界中をカバー!)

XYZタイルサーバからベースマップ画像をダウンロードすることが可能になりました。これにより、OpenStreetMapsやその他のサービスから提供されるベースマップ画像など、信頼性が高く、高品質で、グローバルな範囲のベースマップ画像にアクセスできるようになります。

タイル形式のマップをインポートできます

Base from Server機能を使用して、XYZタイルサーバから世界中の高解像度画像をダウンロードします。

使用するXYZタイルサーバをお探しの場合は、Surferの開発元であるGolden Software社が推奨しているサーバサービスの一覧をこちらからご参照ください。

日本の地図をお探しの場合には、国土地理院で提供されている「地理院タイル」がお使いいただけます。

3Dグリッドの可視化

3Dビューでの視覚化をこれまで以上に堅牢かつユーザフレンドリーにし、時間と手間を節約します。

透視投影と正投影

3D視覚化を、人間の視覚に似た透視投影(perspective projection)、または平行線を保持する正投影(orthographic projection)のいずれかで表示します。キーボードのクイックショートカットキー「P」または「O」を使用して、表示をそれぞれ透視投影(Perspective)または正投影(Orthographic)に変更できます。

PerspectiveとOrthographic

モデルを透視投影または正投影で表示します。

ショートカットキーで表示方向を切り替え

データを表示する方向を切り替える時間を節約できます。キーボードショートカットキー N、S、E、W、T、B により、モデルを北(North)、南(South)、東(East)、西(West)、上(Top)、下(Bottom)から表示できます。
例えば、Tキーをクリックするだけで、モデルを上(Top)から表示できます。

表示方向 東西南北 上下

6つの側面のいずれからでもモデルを簡単かつ迅速に表示できます。

3Dトライアド

便利なトライアドを使用して、モデルの向きを常に確認できます。表示・非表示を選択し、ウィンドウのどの隅に配置するかを選択します。さらに、方向矢印の端に表示されるテキストを編集できます。Top,、East、Northから変更したい場合は、X、Y、Zなど、任意のテキストに変更できます。

方向を確認するトライアド

3Dビュー上で任意の隅にトライアドを追加して、方向を常に確認できます。

Bounding Box(境界ボックス)

データの周囲に境界ボックス(Bounding Box)を作成します。境界ボックスは、データの範囲を伝えたり、モデルを囲むことで美しく見せる場合に最適です。モデルの軸範囲全体の周囲に境界ボックスを作成したり、ボリュームレンダーまたは等値面の範囲のみの周囲に境界ボックスを作成することができます。

Bounding Box(境界ボックス)

軸全体 (黒)、ボリュームレンダー (青)、等値面 (赤) の範囲の周囲に境界ボックスを追加

3Dベクターデータのエクスポート

2Dビューで3Dジオメトリをインポートまたは描画し、3Dビューで3Dで表示します。ジオメトリを新しい3Dベクターファイル (SHP、DXF、BLNなど) にエクスポートする場合、3Dビューから新しいファイルにデータを直接エクスポートするだけで可能です。

フォーマットのコピー/貼り付け

3Dビューの視覚化において、色、サイズ、その他のプロパティなど、同じフォーマット設定を別のオブジェクトへすばやく適用できます。たとえば、平面のクリッピング(切り取り)を使用して等値面を希望どおりに設定し、プロパティを別の等値面にコピー/貼り付けします。同じプロパティ、クリッピング平面、カラーマッププロパティをすべて再度入力する必要はありません。これにより時間の節約になります。

その他

フレームテンプレート

所属機関・企業のロゴやタイトルなど、見た目が似たプロジェクトをSurferで何度も作成するユーザ向けに、Surferにはすぐに使用できるフレームレイアウトのサンプルが多数用意されています。

サンプルのフレームテンプレートファイルを開き、マップを追加し、テキストを更新し、必要なその他の要素 (スケールバーや凡例など) を追加し、新しいファイルに再保存すれば完了です。もちろん、ユーザが独自のフレームを最初から作成することも、必要に応じて既存のフレームを更新して再保存することもできます。

フレームテンプレート

Surfer27の新機能

3Dグリッドの可視化

3Dビュー(3D View)での可視化が、これまで以上に強力かつユーザーフレンドリーになりました。
3Dグリッドの可視化オプションと 3D DXF ファイル、SHPファイル(シェープファイル)、データおよび2Dグリッドファイル、3D VRML または 3D PDF へのエクスポート機能を組み合わせると、強力な可視化システムとなります。

ブロックレンダー

3Dグリッドをブロックレンダー(Block Render)として可視化できるようになりました(VoxlerのFaceRenderモジュールと同じです)。
3Dグリッド内のグリッドデータがブロックとしてレンダリングされます。ブロックは色と透過率を設定できます。
ブロックの体積の合計や、表示されている全てのブロックにおけるC値の平均値を計算することもできます。
X、Y、Zの範囲を指定したり、グリッドを通る単一のスライスを表示することにより、ブロックのジオメトリを完全に制御できます。

3Dグリッドをブロックレンダリングとして表示します

3Dグリッドを一連のブロックとして表示し、色と透過率を設定したり、体積を求めることができます。

画像のインポート

画像をインポートして、必要な場所に正確に配置できます。断面、プロファイル、2D地震断面図や電気断面図、地理参照画像(ジオリファレンス画像)を、2Dまたは3Dグリッド、3Dドリルホールと合わせて表現するために最適です。

ジオリファレンス画像のインポート

この例では、3つのプロファイルのPNGファイルなどの画像をインポートし、画像を任意の方向に配置しています。GeoTIFF形式の航空写真などの地理参照画像をインポートするだけで、正確な位置に配置されます。

鏡面ハイライト

光沢と鏡面ハイライトを使うことで、3D可視化機能のサーフェス(曲面図)をさらに美しくします。

光沢と鏡面ハイライトで3D可視化の印象を高める

光沢をうまく設定することで、サーフェス(曲面図)のインパクトを高めることができます。

カメラライティング

常に画面の視点(カメラ)の位置からモデルの中心に直接ライトを当てることにより、画面の回転に関係なく常に3Dモデルを照らすことができます。回転や傾きの変化ごとにライティング位置の設定を調整する必要がなくなるため、時間を大幅に節約できます。

カメラ視点から照明を当てる

モデルを回転させると、ライトが常にモデルを照らします。

過高感を設定しても歪みが起きない3Dドリルホール

モデルのVertical Exaggeration過高感、垂直誇張)を変更しても、ドリルホールが伸びることはなく、データはパスに対して垂直のままになります。

Vertical Exaggeration(過高感、垂直誇張)を適用してもドリルホールが伸びない

過高感(垂直誇張、VE)の値が1(左)、5(右)、またはそれ以上に設定されていても、ドリルホールの間隔とパスは比例した円筒形を維持します。

ドリルホールデータのグリッド化

ドリルホールデータのグリッド化がこれまでより簡単になりました。ドリルホールマネージャ(Drillhole Manager)のボタンをクリックするか、Grid DataからデータタイプとしてDrillhole XYZCを選択するだけです。Surferは、Surferにインポートされた全てのドリルホールデータを収集して補間し、3Dグリッドを生成します。

ドリルホールデータのグリッディング

3Dグリッド内の特定の領域にAssign NoDataを使用

3DグリッドのXY範囲を制限

Assign NoData機能により、2D凸包、2Dアルファシェイプ、2Dポリゴン境界を使用して、グリッド処理内でXY範囲を制限できます。

3DグリッドでAssign NoData機能を使用して、ポリゴン境界の外側(または内側)や、2Dグリッドサーフェスの上/下にあるデータを除外することもできます。これは、地形や地下水面などの別のサーフェス上の3Dグリッドからデータを削除/除外したり、表土などの他の接触表面より上のデータを削除する場合に最適な方法です。

3Dグリッドに凸包、アルファシェイプを適用

追加の手順なしで、Surferにインポートされたドリルホールデータを直接グリッド化します。

一般的な改善

全てのウィンドウを一度に保存

File:Save All機能を使うことで、時間を節約できます。
複数のプロジェクトファイルを開いて、複数の3Dビューを表示している場合、各ウィンドウを移動してそれぞれのSaveボタンをクリックするのは手間がかかります。しかし今バージョンではワンクリックで簡単に操作できます。Save Allをクリックして、開いているウィンドウをすべて一度に保存し、Close Allをクリックしてそれらを一度に閉じるだけで済みます。

これは、プロジェクトの保存に時間がかかる場合にも特に便利です。Save Allをクリックすると、Surferは開いているすべてのファイルを順番に保存します。次のファイルを保存する際に、前のファイルの保存・終了するのを待つ必要はありません。

リロード後もベースレイヤのプロパティを維持

ベースレイヤをリロード(再読み込み)の際に、これまでよりも時間を節約できます。ベースレイヤを作成し、そのレイヤ内のベクターオブジェクトのプロパティを編集してからリロードして、既存のプロパティを保持することを選択します。川を青色、フィールドエリアの境界を茶色のままにして、ファイルをリロードするだけです。

2023年にリリースされたSurferの主な新機能はこちら

Surferの新機能(2023年)