Grapher 概要

GrapherGrapherは、高品質でプロフェッショナルなグラフを短時間に作成できます。作成したグラフは、豊富なオプションで様々に編集できます。カーブフィットなどの分析ツールを使えば、データの本質を見抜き、隠れた情報を見出すことができます。研究データを表現するためのツールとして、世界中の科学者、エンジニアに信頼され、選ばれています。

Grapher スタートガイド

豊富なグラフの種類

Grapherには80種類以上の2Dおよび3Dグラフが用意されており、データに応じて選択して簡単に作図できます。

 
  • 折れ線/散布図(Line/Scatter)
    折れ線、散布図、階段グラフ、3Dリボングラフ、3Dウォールグラフなど
  • クラス/バブルプロット(Class/Bubble)
    クラス散布図、バブルプロット、XYZクラス散布図、XYZバブルプロット
  • 関数グラフ(Function)
    Y=F(X)関数グラフ、X=F(Y)関数グラフ、パラメトリック関数グラフ、極座標関数グラフなど
  • 棒グラフ(Bar)
    縦/横棒グラフ、縦/横浮動棒グラフなど
  • 統計グラフ(Statistical)
    ヒストグラム、箱ひげ図、円グラフ、ドーナツプロット、Q-Q図など
  • 三角グラフ(Ternary)
    散布図、折れ線、バブルプロット、パイパーダイアグラム(トリリニアダイアグラム)、ドゥーロフプロットなど
  • 極座標グラフ(Polar)
    散布図、ベクトル図、ウィンドチャート、ローズチャート、レーダーチャートなど
  • 等高線図とサーフェスマップ(Contour Surface)
    等高線データマップ、サーフェスデータマップ
  • ベクトルグラフ(Vector)
    2Dベクトル、3Dベクトル、極座標ベクトル
  • 特殊グラフ(Specialty)
    HLCプロット(株価チャート)、ローソク足プロット、シュティフダイアグラム(ヘキサダイアグラム)など
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Grapherで作成できるグラフの種類一覧

様々な編集オプション

Grapherで作図したグラフは、ユーザの目的に合わせて細かく編集できます。線やシンボルの色・スタイルを編集できるのはもちろん、凡例や軸を追加したり、複数のグラフを組み合わせることもできます。

 
  • 凡例、タイトル、軸の追加
  • グラフ拡大図の埋め込み
  • 全ての軸パラメータの編集、複数軸
  • 軸スケールの変更(線形、対数、自然対数、確率、日付)
  • 複数グラフの結合
  • フィット線、エラーバー、統計レポートの追加
  • 線のスタイル、色、塗りつぶしを定義
  • テキスト、線、塗りつぶし、シンボルのプロパティを編集
  • テキスト、ポリライン、多角形、シンボル、スプライン線など描画オブジェクトの追加
  • など

使いやすいインターフェース

Grapherのインターフェースはとても使いやすく、初めて使用する方でもわかりやすいように整備されています。

  • 1つのウィンドウ内でデータやグラフを表示、編集、操作
  • グラフ、軸、その他のオブジェクトを簡単に管理するObject Manager
  • プロットのプロパティに簡単にアクセスできるProperty Manager
  • ローデータを素早く表示、編集するワークシートウィンドウ
  • 全てのマネージャをドッキングまたはフローティング
  • リボンバーの配置をカスタマイズ
  • 初めにウェルカムダイアログを表示
  • グラフ作成のプロセスを案内するGraph Wizard
  • ユーザの必要に応じてユーザインターフェースをカスタマイズ

分析ツール

Grapherには、カーブフィットをはじめとした分析ツールがあります。グラフにフィット曲線やエラーバーを追加したり、データの統計値を計算することができます。

  • カスタムまたは定義済みフィット曲線を挿入
  • フィット曲線に信頼区間を追加
  • エラーバーを含める
  • データの統計量を計算
  • 統計レポートを表示

インポートとエクスポート

Grapherには、ACCDB、DBF、XLSXを含む様々なファイル形式のデータをインポートできるので、作図や分析をスムーズに行えます。また、一般的なエクスポート形式にも対応しています。

グラフのエクスポート

Grapherで作図したグラフは、様々はファイル形式でエクスポートできます。例えば、出版用としてPDFやTIFFなど高品質なフォーマットにエクスポートしたり、オンラインで共有するためにPNGやSVGとしてエクスポートできます。さらに、Microsoft Word や PowerPointといったプレゼンテーションツールにグラフをコピー&ペーストできます。

自動化による作業の効率化

繰り返し処理を自動化するスクリプトを作成して、Grapherのリボンメニューからスクリプトを直接実行できます。。

C++、Python、Perlといったプログラミング言語からGrapherを呼び出すことができます。また、GrapherにはVisual Basic互換のスクリプトツールであるScripterという機能があります。さらに、Script Recorderを使ってGrapherで実行する操作をスクリプトに変換することもできます。

動作環境

Grapherのシステム動作環境は以下の通りです。

  • OS:Windows 10, 11 (64bit)
    ※Windows RTと Windows 10, 11のSモード は対象外
  • CPU:IntelR 製またはAMD製のx86-64プロセッサ
  • メモリ:512 MB以上(1 GB 推奨)
  • ハードディスク空き容量:500MB以上
  • 解像度:1024 X 768、16-bit カラー以上
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