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Grapherの新機能(2023年)

2023年にリリースされたGrapherの主な新機能をご紹介いたします。
メンテナンスご契約中/1年ライセンスご所有の方は、無料で最新バージョンをダウンロードいただけます。

2023年10月 最新バージョンGrapher22がリリースされました!

Grapher22の新機能

最新バージョンのGrapher22のリリースでは、Grapherの使用に重要な改善とバグの修正を提供することに焦点を当てており、予期せぬクラッシュを減らし、一部機能の挙動を改善することを目的としています。

オートメーション

  1. Polar Function Plot(極座標関数グラフ):Plot Typeを切り替えるときのポイントの再計算が改善されました
  2. Box Plot(箱ひげ図):オートメーションでエラーメッセージの繰り返しをスキップするオプションが選択可能になりました

プロットのフィッティング

  1. リンクされたデータファイルが見つからない場合でも、Fit Plotオブジェクトを保持します
  2. 極座標グラフにおいて、デフォルトの角度範囲が、基のプロットで事前に設定されたクリッピング設定と一致するようになりました
  3. 曲線当てはめ

    元のグラフの角度範囲に対してフィットが行われます

グラフギャラリー

  1. 「3D Pie Chart.grf」と「Stacked + Adjacent Bar Charts.gpj」のタグが追加されました
  2. 3D円グラフと積み上げ棒グラフ

  3. 読み込み速度の向上
  4. マウスのスクロールが3行ではなく2行でジャンプするようになりました

ラベル

  1. ラベルの数値形式で、数値が5の場合に切り上げられるようになりました
  2. プロットラベルの位置のリセットを、選択した複数のプロットに一度に適用できるようになりました
  3. 軸破断を有する古いGPJファイルを開くと、軸ラベルの目盛間隔が自動で更新されるようになりました

パフォーマンスの向上

  1. オーバーヘッドを削減し、パフォーマンスを向上させるために、高度な軸位置の計算機能を構築しました
  2. 軸で未処理のデータ範囲を蓄積するプロセスが高速化されました
  3. 折れ線グラフでポイントの構築速度が向上しました

全体的な改善

  1. 特定の警告ダイアログを表示しないオプション
  2. ワークシートの再マップ機能が使いやすくなりました。Worksheets in use列のパスの前にファイル名を表示します
  3. データフィルタが使用中であることを簡単に確認できるようになりました
  4. コードの改善:「std::jthread」で3D描画用のテクスチャパターンを並行して作成できるようになりました
  5. Link Axis(リンク軸):spacingのリンクが解除されると、CustomではなくAutoに戻るようになりました
  6. Welcomeダイアログ:最近使用したファイルにワークシートを含むようになりました

修正

  1. CSVインポートを停止する特殊文字がある場合、それ以降のデータはインポートを停止するようになりました
  2. オートメーション/スクリプトレコーダーの改善

Grapher21の新機能

プロジェクトとデータの表示と操作

グラフギャラリー

Grapherは、直感的な操作を実現したビジュアルコミュニケーションツールです。しかし、ファイル名の長いリストの中から作業したいファイルを探しても見つけにくいことがあります。

グラフギャラリーを使用すると、ユーザはプロジェクトファイルを開くことなく、グラフのコンパクトビューを確認しながらグラフを選ぶことができます。カテゴリによる絞り込みや単語を入力しての検索も可能です。

ユーザ自身のプロジェクトからカスタムサンプルギャラリーを作成し、それらを同様のグラフを作成する際のテンプレートとして使用したり、同僚と共有したりすることもできます。

グラフギャラリー

グラフギャラリーでサンプルを参照したり、独自のギャラリーを作成できます

間引きプロット

大規模なデータセットを扱う場合、グラフの編集に時間がかかる場合があります。グラフツールの下にある新しい「Thinned Plot」コマンドを使用すると、プロットに表示されるデータを縮小または「間引く」ことができます。プロットの編集、書式設定、移動、サイズ変更にかかる時間を大幅に短縮します。編集が完了した後にThinned Plotをオフにすると、プロットは完全なデータセットで描画されます。

間引きプロット

100万のデータセットから作成したグラフとThinned Plotが適用された間引きグラフ

プロットプレビューと印刷プレビュー

プロットプレビューが Windowsエクスプローラ(Windows Explorer)で利用できるようになりました。 エクスプローラのプレビューウィンドウにて、GRF、GPJ、GRTファイルのプレビューを表示することができます

プロットプレビュー

Windowsエクスプローラのプレビューウィンドウには、GRF、GPJ、GRTファイルのプレビューが表示されます

印刷プレビューも利用できるようになりました。これにより、印刷する前にどのように印刷されるかを正確に確認することが可能です。印刷方法(Print Method)として新しく追加された「View」を使用すると、画面に表示されているものだけを印刷することもできます。これは、グラフのズームした特定の部分を印刷する場合に便利です。

印刷プレビュー

Print MethodのViewを使用した印刷プレビュー

ワークシートの再マッピング

同じ形式の異なるバージョンのデータを扱うことがよくあります。新しいデータが以前のバージョンとまったく同じ形式のままの場合、新たに追加された「Remap Worksheets」コマンドにより、新規もしくは更新されたデータソースに移動し、それらを既存のワークシートに割り当てることができます。
新しいファイルがリンクされると、関連するすべてのオブジェクト (プロット、軸、テキストなど) が新しいデータを使用して自動的に更新されます。

ワークシートの再マッピング

Graph Toolsタブの「Remap Worksheets」コマンド

ワークシートの再マッピング

2つの異なる期間の河川流量データを再マッピングして、簡単にグラフを更新できます

一般的な改善

グラフタイプのグループ化

使用できるグラフの種類は、適切なグループに分類されています。また、Recently Usedで最近使用したプロットをすばやく選択できるようになりました。

グラフタイプのグループ化グラフタイプのグループ化

折れ線グラフ/散布図 グループ

グラフウィザードの改善

データソースを参照して選択した後、作図前にプレビューしながらグラフタイプを選択することがとても簡単になりました。

グラフタイプのグループ化グラフウィザードの改善

選択したグラフタイプをプレビューできます

ホームタブの整理

GrapherのHomeタブを整理し、操作性が向上しました。
「Add to Graph」セクションが削除されました。これは、同じ機能がグラフツール(Graph Tools)で使用できるためです。

その他の改善

  • グラフツール(Graph Tools)タブが常に表示されるようになりました。
  • Defined Custom Fitダイアログ(カスタムフィットの定義)およびDefine Fit Equationダイアログ(フィット式の定義)が改善されました。
  • 自動再描画の動作が、Surferの同様のものになりました。
  • プロジェクト内のページタブの並び替えができるようになりました。
  • 棒グラフ(bar)/ヒストグラム(histogram)グループの名前を変更する機能が改善されました。
  • 描画機能が改善されました。
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