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III - 15. モデル(ユーザーズガイド II 34章より)
EViewsでは複数の推定式を用いて変数間の関係を示します。この時に利用する複数の推定式の組み合わせによるオブジェクトをモデルと呼びます。このムービーではモデルの作成方法について、説明致します。
操作1
サンプルフォルダ Chapter34からMACROMODを開きます。このファイルおよびデータに関しては、ユーザーズガイド2の546ページを参照してください。本来は最初に推定式における係数を推定する必要がありますが、ここでは既に作成されている推定式オブジェクトを利用することとします。eqcn、eqi、およびeqrの3つequationオブジェクトを開き、推定式を確認します。
操作2
新規オブジェクトを作成し、タイプオブオブジェクトからmodelを選択します。オブジェクト名はmodel02とし、OKボタンをクリックします。空白のウィンドウが表示されます。
操作3
推定式をモデルに追加します。eqcnを選択し、右クリックしてCopyを選択します。モデルウィンドウに切り替え、右クリックしてPasteを選択します。確認ダイアログではYesを選択します。同様にeqiおよびeqrもコピー&ペーストします。
操作4
モデルに追加すべき最後の情報として恒等式を入力します。この推定式には推定式オブジェクトは含まれません。よって、推定式をそのまま入力します。モデルウィンドウの任意の箇所で右クリックし、メニューからInsertを選択します。表示されるダイアログにY=CN+I+Gと入力します。追加された推定式はリンク推定式ではなく、テキスト推定式です。以上でモデルの設計は終了です。
操作5
モデルウィンドウのSolveボタンをクリックします。Model Solutionダイアログが表示されます。Dynamicsの項目はStatic Solutionを選択し、サンプル期間は1960q1 1999q4とします。OKボタンをクリックします。 モデルウィンドウの内容はSolution Messageビューに変わります。出力画面にはモデル作成の実行に関する情報だけが表示されます。ここでは、計算途中でエラーなどは発生していません。
操作6
モデルウィンドウのvariablesボタンをクリックします。変数ビューの画面に切り替わります。変数ビューには変数の情報が要約されて表示されます。編集の種類を示すアイコン、変数名、変数が利用されている推定式の番号、シリーズに関する説明などが確認できます。
操作7
最後にモデルに含まれる実データとフィットデータをグラフ化してみます。モデルウィンドウでコントロールキーを押しながら、cn, i, r, yをクリックして選択します。Proc/Make Graphと操作します。ActualとActiviのチェックボックスをチェックし、サンプル期間は1960q1 1999q4としてOKボタンをクリックします。4つのグラフが表示されます。
他の参照先
ダイナミック予測の実行方法やモデルオブジェクトの操作方法に関しては、ユーザーズガイド2の551ページから560ページを参照してください。また、eラーニングコンテンツの視聴やEViewsセミナーの受講も合わせてご検討ください。