EViews8

プログラミング機能の拡張

EViews 8ではプログラミングの機能においていくつか重要な改良がなされました。

ユーザ定義オブジェクト

EViews 8では新たにユーザ定義オブジェクトを用意しました。EViewsワークファイルにおいてユーザが自分で定義したオブジェクトを利用できます。ユーザ定義オブジェクトは基本的に、他のオブジェクトと同様、一種のコンテナで、その内容はEViewsプログラムを利用して定義します。Viewsメニューには推定後の検定、Procには推定結果を利用した演算などにコマンドをユーザ自身でプログラミングして定義します。定義完了後は普通のオブジェクトとして取り扱うことができます。

ユーザ定義オブジェクトの作成はとても簡単です。データの種類とユーザ定義オブジェクトの中に格納するオブジェクトの種類を決めるだけです。後は目的に応じてメニューボタンにコマンドを割り当てます。

ユーザ定義オブジェクトは自作するだけでなく、IHS EViews社のウェブサイトからも自由にダウンロードできます。

プログラムエディタの拡張

EViews 8はプログラムエディタを拡張しました。一つは行番号の表示で、もう一つは目的箇所のコマンドだけを実行する機能です。

行番号

EViewsのプログラム画面に行番号を表示します。

プログラム画面で右クリックし、Go To Lineコマンドを選択し、目的の行番号を入力すると、簡単に目的箇所にジャンプできます。

linenums

選択箇所の実行

プログラムの一部分だけを実行する場合は最初に目的箇所を選択し、右クリックからRun Selectedコマンドを選びます。EViewsは選択箇所を新しいプログラムとして実行します。

linenumrun

 

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