新しいデータ操作機能
Pythonとの連携
旧来のEViewsで可能になったRやMatlabとの連携と同じく、EViews11では、EViewsからPythonのコードを実行して、EViewsでは実装されていない処理を行うことができます。
重複値の検出
EViews11ではシリーズやグループオブジェクト内の重複値を簡単に検出できるようになりました。重複値の分析ツールを利用して、同じ値が繰り返されるようなグループを編集できます。
異なる周期の変換
EViews11ではこれまでのデータの周期変換機能がアップデートされ、高頻度から低頻度にSplit変換が可能になりました。このSplit機能では、高頻度の元シリーズから複数の低頻度シリーズを作成します。
例えば、月次と四半期の間で変換を行うと、Splitでは3つのシリーズが作成されます。1番目は各四半期の最初の月を、2番目は2番目の月を、3番目は最後の月のデータを含んでいます。
このように複数のファイルを作成する変換方法は、MIDASのような頻度を混合した推定の基礎となっており、Split機能を用いて簡単に変換できます。
米国商務省経済分析局(US BEA)データベース
EViews11ではアメリカ商務省経済分析局(US BEA)のデータベースとのインターフェースが追加されました。BEAはアメリカ全体および地域レベルのGDPデータやセクター/産業別の統計情報、貿易・投資データを提供しています。
米国海洋大気局(NOAA)データベース
アメリカ海洋大気局(NOAA)は広範な気象・気候データセットを提供しています。EViews11ではこのデータベースとのインターフェースが追加され、地域レベルの天候データをEViewsに取り込めるようになりました。
US CENSUSデータベース
EViews11では、アメリカ国勢調査局(US CENSUS)のオンラインデータとのインターフェースが追加されました。US CENSUSはアメリカの経済・社会分野の広範なデータを提供しています。