グラフ、テーブル、スプールに関する新しい特長
これまでのバージョンと同様に、EViews10でもグラフやその他アウトプット表現機能の改善が行われました。グラフに関する改善点をいくつかご紹介します。
バブルプロット
EViews 10では新しいグラフタイプとしてバブルプロットが利用可能になりました。バブルプロットは散布図の拡張版であり、各点("バブル")の大きさが固定されていた散布図に比べ、三番目に指定した要素により各点の大きさが変化する点に特徴があります。
それぞれのバブルに対する観測ラベルを付けることが可能です。
グラフシリーズアップデート
EViews 10ではグラフ作業がより簡単になりました。マウスやキーボードによりグラフにシリーズを追加・削除することができるようになり、より素早い視覚化が可能になります。
グラフオブジェクトにシリーズオブジェクトをドラッグ&ドロップすることでグラフにシリーズを追加することが可能です。また、グラフオブジェクト内のシリーズを選択し、Deleteキーを押すことでグラフから該当シリーズを削除することができます。
新しいデフォルトグラフスタイル
EViews 10ではデフォルトで利用されるグラフテンプレートが新しくなりました。このテンプレートには、異なるアスペクト比、白い背景、グリッドライン、より太いライン等の特徴が含まれます。
また、新しいデフォルトテンプレートに加えて、いくつかの新しいテンプレートが用意されています。
その他の改善
EViews 10は以下のような新しいグラフオプションを含みます。
- シリーズオブジェクトのグラフビューでもテキストを追加できるようになりました。
- ラインプロットと棒グラフ用の新しい色が追加されました。
- データ軸(縦軸)に小さい目盛を表示することが可能になりました。
- グリッドラインの数を手動でセットできるようになりました。
- グラフのフライオーバーをテキストとしてピン止めできます。
- テキスト配置に関するオプションの増加。
テーブルソート
EViews 10では、テーブルの行を列の値を元にソートすることができます(ソートを行うためには、テーブルが編集可能モードである必要がございます)。