新しいデータ操作機能
R、Matlab®との連携が改善されました
RやMatlab®のプログラムコードをEViewsから実行することが可能です。これらのパッケージに搭載されている強力なプログラム言語を利用することで、現在までにEViewsに搭載されていない機能を作成・実行可能です。
EViews 10は連携を行うエンジンに多くの改善があります。
- サードパーティ製品がインストールされていなくてもRと連携できるようになりました。
- 新しいXON, XOFFコマンドにより、EViewsからの外部アプリケーションコマンドへのアクセスが早くなりました。
- Rのファイル形式である、拡張子「.RDATA」でファイルを保存し、開くことができるようになりました。
- ログウィンドウとの接続の改善。RやMatlabに対する直接のコンソールアクセスを提供します。
属性のインポート及びエクスポート
EViews 10では、Excel、テキスト、htmlファイルから、カスタム属性や変数のメタデータを自動読み込み/書き込みすることが可能です。
これらの自動ツールにより、以前より簡単にデータをEViewsにインポートできるようになりました。
複数インディケータシリーズでの周期変換
既存のChow-Lin, Denton and Litterman周期変換手法において、複数インディケータシリーズが利用できるようになりました。これにより高頻度データを内挿する場合の柔軟性と正確さが向上します。
世界銀行データ(World Bank data)
EViews 10では専用にカスタマイズされたインタフェースより、世界銀行データ(World Bank data)にアクセスすることが可能です。発展・開発に関する多くのデータセットが利用可能です。
それぞれのデータセットには、世界中の国々のいくつもの事項に関するデータが含まれます。EViewsでは必要なデータをトピック別、国別にブラウズすることや、検索することが可能です。
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国際連合データ(United Nations data)
世界銀行データと同様に、EViews 10では国際連合の幅広いデータに対してもインタフェースによるアクセスが可能になりました。
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ユーロスタットデータ(Eurostat data)
EViews 10ではユーロスタットデータベース(Eurostata database)に対するカスタマイズされたインタフェースが提供されます。インタフェースには、ユーロスタットの高品質なヨーロッパのデータをナビゲートし、引き出すためのブラウザが含まれます。
欧州中央銀行データ(European Central Bank data)
欧州中央銀行 (ECB)のデータベースに対してもアクセスが可能になりました。
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国際通貨基金データ(IMFデータ)
IMFのデータにアクセスすることもできるようになりました。
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アメリカ合衆国労働省労働統計局データ(Bureau of Labor Statistics, BLSデータ)
最後に、アメリカ合衆国労働省労働統計局データ(Bureau of Labor Statistics, BLSデータ)へのアクセスも可能になりました。BLSは、米国の労働とマクロ経済に関する膨大なデータを提供します。
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Tableau®との連携
EViews 10では、ワークファイルページ内のシリーズオブジェクトをTableauデータ抽出ファイル形式(.tde)で保存できるようになりました。TDEファイルはTableau Desktopで利用したり、Tableau Serverにエクスポートすることが可能です。
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JSON形式での保存
EViews 10ではワークファイルをJSON形式で保存することが可能になりました。これにより、ウェブアプリケーションを含む、多くのアプリケーションからデータにアクセスすることが可能になります。