Diamond 3活用講座 第10回
レタリング機能による高品質な構造図
(2-個別原子ごとの設定)
全体の設定とは別に、構造図上の特定の原子や特定の種類の原子についてだけ、モデルの材質などを変更することができます。ここでは、その設定方法を紹介します。
モデル全体で同じ設定を使う場合は、このページの操作は飛ばして、次のページのモデル全体の設定に進んでください。
1. 「Picture」メニューで設定
今回はタングステン(元素記号:W)の材質だけすべて変えます。
構造図で原子や結合などのオブジェクトを何も選択していない状態で「Picture」メニューから「Atom Design」を選びます。
※構造図の背景の部分をクリックすると、何も選択していない状態になります(特定の種類の原子の設定を変える場合)
※※選択した原子の設定だけ変える場合は、変えたい原子を選択して「Picture」メニューから「Atom Design」を選びます
2.設定を変えたい原子の種類を選びます
「Atom Group Designs」ダイアログが開きます。設定を変えたい原子の種類を選びます。
今回はタングステン(W6+)の設定を変えるので、
(1)「Style and Colors」タブの(2)「Atom groups」で、
(3)「Material」ボタンを押します。
3.原子のモデルの材質などを指定します
レタリングはPOV-Rayという別プログラムで行います。POV-Rayの起動画面が表示される場合は「OK」ボタンを押して閉じてください。
「Material Settings」ダイアログが開いたら、「POV-Ray」タブで、「Use pre-define POV-Ray material properties」を選びます。
「Material type」と「Material」で、選んだ種類の原子をどのような材質で表示するか設定し、「OK」ボタンを押してください。
※あらかじめDiamondのCD-ROMからPOV-Rayをインストールしておく必要があります
次のページでは全体の設定を行います