EViewsプログラムのデバッグ機能

EViews 13ではEViewsプログラムで発生している問題を特定するデバッグツールを提供します。このツールは、区切り点を設定し、その点に達するまでEViewsプログラムを実行して、ワークファイルの状態を確認することができます。


EViewsプログラムのデバッグ

  • 変数の内容やアクティブなサブルーチンを確認しながら、プログラムを実行

  1. デバッグを行うには、まず任意のデバッグポイントを指定します。EViewsプログラムファイルを開き、設定したい行の左側をクリックします。クリックすると赤い点が表示されます、もう一度クリックすると解除できます。
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  2. プログラムのデバッグを開始するには、ツールバーのDebugボタンをクリックし、プログラム引数を入力し、依存関係をログに記録するかどうかを選択し、必要に応じて停止前の最大エラー数を変更します。OKをクリックします。
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    EViewsはプログラムの実行を開始し、デバッグペインを開きます。ペインには、Breakpoints、Watch、Callstackの3つのタブがあります。タブはドラッグして分離できます。
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  3. プログラムがアクティブなブレークポイントに到達すると、実行は赤い点(黄色で強調表示)で一時停止します。
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  4. Breakpoints, Callstack, Watchウィンドウでさらに情報を確認できます。
    • Breakpointsは定義されたすべてのブレークポイントを表示します。ブレークポイント名の隣のチェックボックスで非アクティブ化または再アクティブ化ができます。
    • Callstackはプログラムのアクティブなファイルとサブルーチンの現在の行を表示します。
    • Watchプログラムと置換変数の値を表示します。

    さらに、EViewsのシリーズオブジェクトや方程式を開いて現在の状態を確認できます。
  5. ボタンバー上のResumeボタンは次のブレークポイント前までプログラムを実行させます。Stepは現在の行を実行します。Runは残りのブレークポイントを無視して、最後までプログラムを実行します。Stopはプログラムの実行を中断します。
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  6. デバッグセッション内では、プログラム実行に悪影響を防ぐため、プログラムによって開かれたすべてのウィンドウは閉じることができないようになっています。

プログラムの依存関係のログ

  • EViewsプログラム内で参照している外部ファイルを確認

  1. EViews 13はファイル(ワークファイル、エクセルファイル、CVファイルなど)、データベース、その他のプログラムなどの外部との依存関係を自動的に記録する新機能があります。使用するには、Run ProgramダイアログのLog Dependenciesチェックボックスにチェックを入れます。
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  2. Program Dependenciesウィンドウが開き、実行中に検出されたすべてのファイルタイプ、ファイル名、パスが表示されます。
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  3. 上記の画像では、外部プログラム、xy.prg, wz.prg, z22.prgとワークファイルtq.wf1, untitled.wf1,およびデータベースdbtest.edbとそれぞれが対応している行番号が表示されています。
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