新しいグラフ・表・スプール機能
グラフのパンとズーム
スライダーバーを持つグラフとグラフビューにおいて、パンとズーム機能が利用可能です(グラフサブサンプル表示が可能になりました)。 写真をトリミングするように、この機能によって、グラフの一部の詳細を表示することが可能です。
ズームとパンはグラフの変更ではなく、グラフ表示比率の変更であることにご注意ください。
スライダバーと軸ラベルが新しい表示範囲に応じて変わります。グラフをフリーズすると、現表示のスナップショットを作成します。
マルチグラフスライドショー
EViews 9 は、グラフスライドショーの導入によって、簡単にマルチグラフを見ることができます。 単一のグラフフレームに複数のグラフを入れるとき、個別のグラフが小さすぎて、詳細な情報が確認できないことがあります。 EViews 9 では、個々のグラフを拡大することや、スライドショー形式で各グラフの内容を表示することができます。
下のズームビューの画面をご確認ください。画面の左側には、個々のグラフのギャラリーがあります。 右側は選択されたグラフを大きくディスプレイしたものです。 矢印キーまたはPage Up/Page Down を使って、個別グラフを選択できます。 またHome キーとEnd キーで、最初または最後のグラフに移動できます。 別の方法として、ギャラリーの項目をクリックすると目標のグラフにジャンプすることもできます。
異なるグラフ形式の組み合わせ
EViews9 では、複数の異なるグラフ形式を自由に組み合わせて、同じグラフに表示するためのまったく新しいインタフェースが提供されます。 たとえば、最初のシリーズはスパイクグラフ、二番目のシリーズは線グラフ、残りの二つは棒グラフといったように、グループデータを表示することが可能です。
デフォルトでは、最初のシリーズが棒グラフとしてプロットされ、残りのシリーズは線グラフとしてプロットされます。ドロップダウンメニューより、それぞれのシリーズについて異なるグラフ形式を選択することが可能です。"Area Band"のように二つ以上のシリーズを必要とするタイプについては、EViewsはシリーズのペアで定義されたシリーズを使ってグラフを作成します。ペアは連続している必要はありません。
矩形と楕円の描画
フリーズしたグラフオブジェクトに矩形や楕円を描けるようになりました。形が決まったら、直感的な操作で移動させたりサイズを変更したりすることが可能です。移動するには、描いた矩形や楕円の上にマウスを移動し、カーソルが手のアイコンに変わってからクリックして目標の位置までドラッグします。
矢印、矩形、楕円によるデータに基づいたアンカリング
EViews 9 においては、より高い精度でグラフの固定されたデータ/日付ポイントに対して矢印、矩形、楕円の描画オブジェクトを付け加えることが可能になりました。データに基づいたアンカリングにより、グラフのサイズを変更したり移動させたりした場合にそれらの描画オブジェクトが追随するようになりました。
LaTeX出力
テーブル、グラフ、スプールオブジェクトをLaTeX フォーマットで保存することが可能になりました。
この機能はテーブル、グラフ、スプールをハードディスクに保存する度に利用可能です。
ファイルの種類のコンボを“LaTeX ファイル”にすると、利用可能なオプションが表示されます。