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GB003:  2次元における電導

3. 解の検証

台形プレート上での電導について得られた結果を検証してみます。具体的には解析対象のドメイン上で div(J) の値の等高線図をプロットし、0に近いものとなっているかどうかをチェックします。また上辺(より正確に言うと厚さ1の上面)から流入する電流の量が下辺(厚さ1の下面)から流出する電流の量に等しいかどうかもチェックします。具体的には elevation プロットの出力結果の一部である積分値を比較します。

3.1 Problem descriptor [ econduction01c.pde ]

ここではスクリプト econduction01b.pde に対する変更分のみを記すことにします。
  TITLE
    'Conduction in a Trapezoidal Plate, PDE Test'   
                                        { econduction01c.pde }


  ...
  DEFINITIONS
    ...
    eqn = div(J)


  ...
  PLOTS
    Contour(eqn) as 'Residual'
    Elevation(Jy) from (-L1, 0) to (L1, 0)
    Elevation(Jy) from (-L2, Ly) to (L2, Ly)


  END

3.2 実行結果

(1) Contour(eqn) as 'Residual'
div(J) の値に関する0の等高線図がプロットされています。上辺の角の点を除けば0以外の等高線は現れていません。

(2) Elevation(Jy) from (-L1, 0) to (L1, 0)
Jy の値を下辺に沿ってプロットしたものです。この描画用メッシュを利用して境界上での Jy の積分値を計算したものが Integral = -4.248179e+7 という形で示されている点にご注意ください。

(3) Elevation(Jy) from (-L2, Ly) to (L2, Ly)
Jy の値を上辺に沿ってプロットしたものです。この境界上での Jy の積分値は Integral = -4.242896e+7 と算出されています。下辺での積分値との違いは 0.12% であり、十分小さなレベルにおさまっていると言えるでしょう。 

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