製品概要
最初に偏微分方程式をスクリプト言語で記述します。次に領域情報を追加します。たったこれだけの操作でFlexPDEは有限要素モデルを作成し、次のような機能を提供します。
- メッシュの自動作成
- 数式の数や構造に制限はありません
- 連立方程式で式の数に制限はありません
- 非線形方程式ソルバ
- 1次元、2次元、3次元問題をサポート
- 時系列、定常状態、固有値
- ダイナミックタイムステップ制御
- ダイナミック適合型メッシュ調整
- 任意ラグランジェ/オイラーの移動メッシュ
- フレキシブルな統合型画像出力環境
- ビュアライズソフトTecPlot および VisIt へのエクスポート
FlexPDEは偏微分方程式を解き、数値解を求め、メッシュを作成します。
VisItでビジュアライズしたFlexPDEのデータ
FlexPDE の処理手順
- 入力したスクリプトによる問題を分析します。
- Galerkin 有限要素積分、微分および従属関係を示す式を構築します。
- カップリング行列を作成し、解を計算します。
- 計算結果をプロットします。
- 追加のソフトウェアやモジュールは不要です。 ジャンルを問わず、FlexPDEをご利用ください。
CADとの連携
解析モデルの寸法形状をCADで入力できます。
AutoCADやAutoCAD LTなどで、解析モデル(2D)の寸法形状を入力して、DXFフォーマットで保存しますと、FlexPDEにインポートできます。 各辺ごとに異なる境界条件も、各辺に設定する注釈としてCAD入力できます。 材質などの属性が異なる領域は、画層をそれぞれ分けてCAD入力すれば、FlexPDEで正しく認識できます。 穴が開いている場合は、画層を分けてCAD入力した後、FlexPDEにインポート後、エディット・ウィンドウで若干の修正が必要です (現行版FlexPDE 6)。 形状や境界条件(Boundary Section)以外のFlexPDEスクリプトは、最初の画層に文字列として入力すれば、FlexPDEで正しく認識できます。 もちろんFlexPDEにインポート後、通常通りエディット・ウィンドウで追加・修正が可能です。 FlexPDEをインストールしたフォルダ(\samples\usage\import-export\)内にサンプルacadsample.dwgが添付されていますので、CAD入力の詳細ご覧になれます (体験版でも可能です)。
FlexPDEでの形状入力は、スクリプト(Line、Arcコマンド等)で設定するバッチ方式のため、複雑な形状の場合はかなり厄介です。
CAD入力では、ビジュアルな対話方式で形状を設定できますので、複雑な形状でも容易に入力できます。
AutoCAD LTでの入力画面、及び対応するFlexPDEの解析実行画面を以下に示します。