RATS バージョン8.0
RATS 8.0 の販売は終了しました。
RATS 8.0: 外観、マニュアルを一新、操作性向上を図ると共に結果編集用の強力なツール等を用意し、2010年12月にリリースされました。
以下はこの最新バージョンのハイライトです。詳細についてはRATS 8.0ニュースレター(英文,pdf)をご参照ください。
改訂版マニュアル
- 180ページの新規マニュアル"Introduction to RATS"
- 改訂版"Reference Manual"
- 内容が拡充された"User's Guide"
- 相互参照の強化
インタフェースの改良
- 時系列データに関する情報への早期アクセスを実現する新規Viewメニュー
- 刷新されたツールバーアイコン
- より使いやすさが向上したポイント・アンド・クリック・ウィザード群
- 入出力画面のデフォルト配置に関する機能強化
データ管理
データをいかに容易にプログラムに入力できるようにするかはRATS 8開発時の重要な焦点でした。強化された機能には次のものが含まれます。
- より多くのデータ形式のサポート(Stata®, EViews®, MATLAB®を含む)
- スプレッドシートファイル入力時の柔軟性向上
- 一部のデータの入力、周期の変更に関するデータウィザードの強化
- ドラッグ・アンド・ドロップによる時系列データのロード
- 時系列編集ウィンドウ上への時系列データのコピー・アンド・ペースト
- より多くの形式に対応したREAD/WRITE(XLS, XLSX, WKS, MATLAB®を含む
レポート機能の改良
レポート機能の強化により、文書作成ソフト等のアプリケーションへのRATS出力の移植がより迅速、かつ正確に行えるようになりました。
- RATS命令によって生成されたほとんどの出力(回帰係数表など)をReport Windowsメニュー操作によりレポートウィンドウ中にリロードできるようになりました。
- レポートの様式を画面上で変更し、多くの形式でエクスポート、またはコピー・アンド・ペーストできるようになりました。
- レポートはTeX形式でエクスポートできるようになりました。またユーザ定義のレポートにTeXの数式を含めることが可能です。
- RATSにより提供されるほとんどのプロシージャで出力を表題付きのレポートとして保存できるようになりました。
プログラミング機能
- より複雑なネスト型変数構造のサポート
- より多様な引数に対応した%IF関数
その他の新機能
- 30以上の新関数
- 標準ダミー、取引日、媒介変数を生成するための新DUMMY命令
- GARCHのVARIANCE=SPILLOVERオプション(CC/DCC用単変量分散モデル)
- GRPARMのBACKGROUNDオプション(グラフボックスの背景色設定)
- SPGRAPHのRGFオプション(グラフマトリックスへのグラフの挿入)
- グラフウィンドウへのヘッダ/フッタの設定