偏微分方程式ソルバ FlexPDE
FlexPDEは有限要素法に基づく汎用性の高い偏微分方程式ソルバです。物理や化学の分野に限らず、生物学や金融工学等、幅広い分野の問題が偏微分方程式でモデル化されます。しかし現実的な問題の場合、解析的な手法では扱えないケースがほとんどです。
FlexPDEには強力なスクリプト言語が備わっているので、方程式のみならず複雑な幾何形状(1D/2D/3D)や境界条件をきめ細かく記述することができます。それらはFlexPDEによって自動的に解読され演算が実行されます。その際使用される有限要素法メッシュも固定的なものではありません。所定の演算精度が得られなかった場合には自動的に再構成が行われます。
新バージョン8リリース
新バージョン8がリリースされました。(2023/12)
新機能紹介ページをご覧ください。
FlexPDEの主な機能
- 1D/2D/3D の問題が扱えます。
- 定常状態型問題の他に、時間依存型問題、固有値型問題に対する解法機能が用意されています。
- 非線形な偏微分方程式も扱えます。
- 連立型偏微分方程式も扱えます。
- 有限要素法メッシュの自動生成、自動再構成機能が備わっています。
- 豊富なグラフィックス出力機能、エクスポート機能が用意されています。
FlexPDE 解説本
Gunnar Backstrom氏の書籍“Simple Fields of Physics”では
- 電磁気学
- 熱伝導
- 流体力学
- 波動
といった物理学の問題に対してFlexPDEを適用した事例が示されています。ライトストーンではBackstrom氏の許可を得てその一部を翻訳しています。