ICDD PDF-5 概要

世界で最も包括的な粉末回折データベース

PDF-5+は、PDF-4+(無機化合物)とPDF-4/Organics(有機化合物)が統合された製品

106万件以上のデータを収録した巨大なデータベース

2023年9月、これまでにない規模の包括的な粉末回折データベースPDF-5+が誕生しました。これまで2つの製品に分かれていたPDF-4+データベース(無機化合物)とPDF-4/Organics(有機化合物)が統合され、1つのデータベース製品に生まれ変わりました。

PDF-5+があれば、無機化合物だけでなく有機化合物の結晶相同定、定量を行うことができます。

PDF-5+のライセンス期間は1年間です。2年目以降のご利用には、有償の年次更新が必要となります。新規のPDF-5+のライセンスのほか、 昨年のバージョンPDF-4+ 2023やPDF-4/Organics 2023からPDF-5+ 2024への更新、PDF-2 2021/2022/2023からPDF-5+ 2024へ変更するライセンスもご用意しております。また、シングルライセンスのほか、 複数ライセンス割引が適用されるサイトライセンス(同じ建物内での使用に限定したライセンス)も取り扱っております。10ライセンス以上の規模からご購入いただけるネットワークライセンス「PDF-5+ サーバ・エディション」もあります。

PDF-5 データベース製品の種類

PDF-5

PDF-5+ 2024

無機物と有機物のデータが統合された包括的なデータベースです。データセット総数は1,061,898件です。

PDF-5の利点

原子の座標の情報やデジタル回折パターンを利用できます

PDF-5+には、PDF-2には含まれていない原子の座標の情報やデジタル回折パターンなど、 より多くの情報が収録されています。特に定量分析やリートベルト精密化を行うには、 原子座標の情報が必要になりますので、それらの分析を行う場合はPDF-5製品をご選択ください。


毎年更新されるデータベースがお勧めの理由

新しい分野、新しい物質・材料のデータ、より高品質になったデータが常に手に入ります

  • 常にデータがアップデートされ続けること(特に新しい分野)
  • 市販される物質・材料に関する新しいデータ
  • 追加される新しいデータマイニング・解析機能の追加
  • より高品質のデータの追加

年次更新型のデータベースには、このような大きな利点があります。

例えばエレクトロニクスやエネルギーの分野などで先進的な材料の仕事を行っているなら、常に新しい物質が発見され、その物質の特徴が調べられ続けているはずです。年次更新型のPDF-5+では、毎年アップデートされたデータベースを利用できるため、競争力を保ち続けるための手助けとなります。



PDF-5を利用するためのサポートソフトウェア

PDF-5製品にはデータ検索・閲覧ソフトが付属

PDF-5/PDF-4サポートソフトウェア

PDF-5+には、データを検索、閲覧するためのソフトウェア が組み込まれています。PDF-5+のデータを使い相同定を行うソフトウェアとしては、 「SIeve+」が組み込まれています。SIeve+は簡易的なソフトウェアですので、自動で結晶相同定や定量を行ったり、高度な解析を行いたい場合には、別途JADE Pro/Standardなどの解析ソフトウェアをご購入ください。


大規模な組織でのPDF-5+の利用にお勧めのライセンス形態が登場

ネットワークライセンスの形態「PDF-5+ サーバエディション」

これまで、ICDDのデータベースは1ライセンスにつき1台のPCでご利用いただける形態のみでしたが、 同一拠点内での同時起動数でライセンスを管理する「PDF-5+ サーバエディション」がリリースされました。 同一拠点内で粉末回折データベースを利用したいという方が多い組織にお勧めのライセンスです。

 

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