方程式や材質特性がシステム変数の複雑な関数となることが良く起こります。FlexPDEはそれに対し万全の対応を図っています。
一例として、これまで見てきた例における'blob'中の熱伝導率が実際には温度に強く依存した関数である場合について考えてみましょう。ここでは K=exp(-5*phi) という関数を想定することにします。解は簡単なものになるはずがありません。しかし素直に入力して実行させてみましょう。
...
REGION 2 'blob' { the embedded blob }
k = exp(-5*phi)
...
非線形性が加わったことは自動的に検知され専用のソルバが起動されます。非線形性に伴う種々の問題についてはFlexPDEが自動的に対処します。
結果はすぐに得られ次のようになります。

方程式中に非線形項を加えることも容易に行えます。例えば熱源に phi*sin(phi) という非線形項を設定してみましょう。
EQUATIONS
Div(k*grad(phi)) + 0.01*phi*sin(phi) = 0
"run" をクリックするだけで次のような解を得ることができます。

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