メッシュの生成

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Controlsメニュー(またはrunボタン)から "Run Script" コマンドを選択するとFlexPDEは実行を開始し、まずドメインにフィットする有限要素メッシュを自動的に生成します。この自動生成メッシュの場合、セルの大きさはドメイン境界上の明示された点間の距離、円弧の曲率、及びユーザによる密度制御によって決定されます。

 

今回の例では自動生成されるメッシュのパターンは次のようになります。

 

ex1m1

 

 

Region2 の円形の境界がセルの辺にマップされている点に注意してください。

 

メッシュの自動生成プロセスは何通りかの方法によって制御できます。詳細は“メッシュ密度の制御”の章を参照ください。

 

一例としてMESH_SPACINGという修飾子(modifiers)を用いることによって、Region2 の円形境界上のメッシュ密度を増加させてみましょう。

 

REGION 2 'blob'                { the embedded 'blob' }

START(1/2,0)

MESH_SPACING = 0.05

ARC(CENTER=0,0) ANGLE=360

 

結果は次のように変化します。

 

ex1m2

 

 

通常はこのメッシュ生成のプロセスに介入する必要はありません。後述するようにFlexPDEには強い曲率を検知した場合にメッシュの密度を自動調節する機能が備わっているからです。