Vol.18 Originの基本操作(第2回:グラフの作成)

Originは、ワークシート(または行列)にインポートしたデータ列を選択して、作図形式を選択することで簡単にお好みのグラフを作成することが出来ます。

今回使用するGraphing_Sample01.opj(Originプロジェクトファイルはopjという拡張子で保存されます)は、こちら をクリックしてダウンロードしてください。

Originを起動して、メインメニューの「ファイル」から「開く」を選択し、Graphing_Sample01.opを指定して進みます。このopjファイルには、既にデータがワークシートにインポートされています。

一番左側の列がA(X)と表記されています。これは列の名称(ショートネーム)がAで、列の属性がXであることを示しています。

他の列は属性がYと設定されています。Originでは、左側にX属性の列を配置し、その右側にY属性の列があるように配置すると、列を選択するだけで、簡単にXYを決定してグラフを作成することが可能です。(属性を変更する必要がある場合には、対象の列を選択して右クリックし、開いたメニューから「列XY属性の設定」を選択して変更を行ってください。)

それでは、B列(Y属性)だけを選択して、メインメニューの「作図」から、「折れ線」→「折れ線」と選択してみましょう。

次の折れ線グラフが作成されます。列のヘッダ行(黄色いセルの部分)に入力されたロングネームや単位が、軸のタイトルや凡例に表示されます。

では次に、B、C、Dの3列を全て選択して、折れ線グラフを作成してみましょう。複数の列を選択する場合には、マウスカーソルをずらして選択するか、キーボードのShiftキーまたはCtrlキーを押しながらマウスで選択してください。

次のグラフが作成されます。

上のグラフでは全て同じY軸を使用していますが、実際のデータは列毎に単位が異なるので、複数の軸で表現する必要があります。

ここでは、BCDの3列を選択して、メインメニューの「作図」から「複数Y軸」の「3Ys Y-YY」を選択してみましょう。

次の複数Y軸グラフが作成されます。X軸は共通ですが、それぞれの列データに対して、Y軸が設けられています。

作成したグラフを編集したい場合には、グラフ上の編集したい箇所にカーソルを合わせてダブルクリックし、「作図の詳細」または「軸設定」等のダイアログを開いて編集を行ってください。

皆様ぜひお試しください!次回はグラフの編集方法と3次元のグラフの作成についてご案内申し上げます。

 

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