Origin 2016 新機能概要1 -使いやすさの向上-
Origin 2016では、Originの使いやすさを向上させる多くの改良が加えられました。
ユーザインターフェース
オブジェクトマネージャ
Origin 2016で実装されたオブジェクト・マネージャを使用すると、グラフ中の各プロットを容易に管理できます。
- グラフ中の各プロットの表示/非表示を容易に切り替え
- 同じ名前を持つ一連のプロットを表示/非表示
- 同じレイヤー内のプロットの作画順序を変更
- プロットスタイルの変更
カラー選択機能
Origin 2016で新たに提供されたカラー選択機能により、使いたい色の選択や、カスタムカラーの定義などが、より容易にできるようになりました。
- プロットカラーを、単一色、データポイント毎、グループ内のプロット毎に設定
- 一つのカラーリストの異なった輝度のバリエーションを表示して選択可能
- 新しいカラー・ピッカー付きのカスタム・カラーダイアログ
- カスタムカラーリストの保存やロード
- 最近使ったカラーリストの再使用
タブ切り替え式のダイアログボックス
曲線フィットや統計ツールのダイアログボックスが、よりナビゲーションしやすいタブ切り替え式のものになりました。
グラフ作成
- 「レイヤー内容」ダイアログ内で、対象レイヤーの変更や、新規レイヤーの作成、プロット順序の変更が可能
- 変数やメタデータを容易に挿入するため、「変数の挿入」内に「ハント」ボタンの追加
- オプション設定により、「作図の詳細」ダイアログ中のロングネーム表示を制御
- 「オプション」ダイアログで、単位や、科学技術向けの軸刻みラベルを設定
- バッチプロットやグラフテンプレートで、グラフのショートネームやロングネームを設定
その他の改良
- 「列値の設定」ツール中で、プロジェクト変数を作成したりアクセスすることが可能
- プロジェクト・エクスプローラーや、「レイヤー内容」ダイアログ、データブラウザーなどで、列を階層的にソートして表示
- 列ラベルによって、ワークシート中の列を選択したり非表示にしたりする