RATS 計量経済ソフトウェア

RATS Version9 パッケージ

RATS (Regression Analysis of Time Series)は計量経済時系列分析用の高性能、高機能ソフトウェアパッケージです。それは計量経済系のソフトウェアとして、過去20年以上にわたり世界中の大学、中央銀行、その他の企業において選択され続けてきました。

ここではRATSプログラムの概要を紹介します。機能一覧RATS基本操作製品カタログ(PDF, 455KB)もあわせてご参照ください。

計量経済とデータ管理

RATSには線形/非線形最小二乗法、予測機能、SUR、ARIMAモデル等、想定される基本機能はすべて含まれています。しかしその機能はそれに留まらず、GMM、ARCH/GARCHモデル、状態空間モデル等の機能にまで及びます。RATSはベクトル自己回帰モデルのサポートも行うと同時に、スペクトル分析機能を提供する数少ないプログラムの一つです。

RATSはさまざまな周期の時系列が扱えます。またパネルデータやクロスセクションデータにも対応しています。

メニュー操作インタフェース、及び多様なテキスト/スプレッドシート/データベース形式のサポートにより、RATSへのデータの取込みは簡単に行えます。またPro版ではSQL/ODBC等、より多様なデータベースに対応することができます。

実用的なサンプルプログラムが多数用意されております


RATSの大きな特徴の一つは、開発元であるEstima社が著名な論文や計量経済学テキスト中の分析例の再現に力を入れていることです。RATSのインストール時にデータとプログラムが自動でインストールされ、データの読み込みから結果の表示までをわずか2回のクリックで実行できます。サンプルプログラムは他の統計ソフトウェアにも用意されていますが、実際のテキストや論文の中の分析例を利用している点は、アカデミック利用に重点を置くRATSの大きな長所です。

利用例については開発元の該当ページをご確認ください。

RATSエディタ


対話型のRATSエディタ環境を利用すると計量経済の分析タスクを迅速に設定でき、プログラム全体を再実行させることなく異なったモデル式や手法をテストすることが可能になります。

設定内容をRATSプログラムとして保存しておくと、2回マウスクリックを行うだけで結果を再表示させることができます。

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ポイント・アンド・クリックウィザード

エディタには30以上のメニュー形式ウィザードが用意されています。これによりデータの読込み、グラフの表示、変換の実行、モデルの推定、仮説検定といったほとんどの共通的な作業がポイント・アンド・クリック操作で行えるようになっています。このため新規ユーザの方々にも、あるいは教育現場においても、RATSは簡単にお使いいただけます。

ウィザードを使用した場合でもエディタウィンドウ中には対応するコマンドが表示されます。このためウィザードを使いつつRATSの言語仕様を習得することができます。この機能はプログラムを作成する際にも役に立ちます。

計量経済の研究を遂行する上でしばしば見過ごされる点は、実行結果をいかに正確な形でレポートするかという点です。RATSには強力なレポート生成機能が用意されているので、正確な表を簡単に作成することができます。それはまた論文やプレゼンテーション資料中にテキスト、あるいはスプレッドシートファイルとしてエクスポートすることができます。

  

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高品位グラフィックス

RATSを用いることにより、出版物にも適用可能な品位の時系列グラフ、散布図、等高線グラフを作成することができます。

  

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プログラミング機能

プログラムの中核をなすコマンド言語仕様は習得が容易で簡便に利用できますが、同時により複雑なタスクに対応するための拡張性も備えています。具体的にはユーザ定義可能な手続きや関数、ループ/プログラム制御命令、ユーザ独自のメニュー/ダイアログボックス作成機能があげられます。これらの機能を用いることにより、複雑な、あるいは繰返し用いられるタスクを自動化したり、メニュー/ダイアログインタフェースによるエンドユーザ向きアプリケーションを開発したりすることが可能になります。

RATSのすべてのバージョンでは“バッチモード”の選択も可能です。ジョブの実行はコマンド入力による方法以外に、ファイルのドラッグ・アンド・ドロップ、デスクトップアイコンのダブルクリックによっても行えます。これは同一のジョブを定例的に実行させる場合に特に有用です。

クロスプラットフォームサポート

RATSはWindows, Macintosh, UNIX, Linux上で利用でき、かつプラットフォーム間での完全互換性を保持しています。すなわちプログラムやデータファイル、出力情報、グラフファイルを変換することなく、これらのプラットフォーム間で共用することができます。

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